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聖アルセニオ修道士    St. Arsenius                     記念日 7月 19日


 アルセニオは。世界中で最も有名な教師の一人であった。助祭としてローマにいた時、ダマソ教皇は皇帝の子供達の教師として彼を推薦した。アルセニオは金銭、召使い、名誉、財宝などに恵まれて10年間過ごしたが、「すべてを捨てることによって救われる」という神の声を度々聞いて、エジプトのワディ・ナトルンの近くの砂漠の修道士たちの所へ行った。
 アルセニオは沈黙を熱望した。自分の言ったことを悔やんだことは度々あるが、言わなかったことを悔やんだことは決してないと言った。野蛮人の侵入でワディ・ナトルンを去らねばならなかった時も、メンフィスの近くのペトラという岩の上で数年間暮らしたが、少しも苦にならなかった。彼は以前自分が持っていた富をさげすんでいた。親戚の一人が財産の大部分を遺言で残したとき、遺言状を破って捨てた。若い時の勝手気ままの贅沢な生活のために罰を受けるのではないかと悩んでいたが、449年砂漠で亡くなったときは平和であった。仲間の修道士に残した財産は毛皮のコートと、しゅろの葉で作ったサンダルと、山羊のシャツだけであった。

わたしはギリシャとラテンの学問は多く学んだ。
しかし、聖人になる方法については、
アルファベットからべんきょうしなければならない。
                 聖アルセニオ